「何歳になっても、人は成長できる」アマオケで伸び悩んでいた60代主婦が、チェロを通じて手に入れた確かな自信

何歳になっても成長できる レッスン

皆様こんにちは!チェロの近藤悠叶です。
いつもブログを読んでいただき、
ありがとうございます。

大人になってから新しく楽器を始めたり、
昔やっていたチェロを
もう一度再開しようと思ったとき、

「この歳から始めて、
本当にちゃんと弾けるようになるのかな……」
と、
ふと不安になることはありませんか?

今回は、当教室に13年間通ってくださっている、
60代の生徒さんのお話をさせてください。

今でもレッスンに来るたびに
「チェロがどんどん楽しくなってきました!
本当に奥が深いですね!」と
笑顔で話してくださる、素敵な生徒さんです。

チェロとの再会、そして「もう一度基礎からやろう」と思った日

その生徒さんは学生時代、
大学のオーケストラでチェロを
熱心に弾かれていました。

その後、子育てや日々の暮らしが
一段落したのをきっかけに、
アマチュアオーケストラに入って
大好きなアンサンブルを再開されたそうです。

初めて教室に来てくださったとき、私は
「昔やっていただけあって、
すごくしっかり弾ける方だな」
という印象を受けました。

私で役に立つことなんであるのかな?
と思ったほどです。

でも、ご本人の胸の内は違っていたんです。

「オーケストラの曲をもっと気持ちよく弾きたいのに、指が思うように動かない」

「ずっと弾いてきたけれど、
基礎をきちんと習ったことがないから、
ずっと自分の音に自信が持てない」

長く楽器に触れてきた方ほど、
「今さら基礎からやり直す」のは
とても勇気がいることです。

それでも彼女は、
「もっとチェロを楽しみたい」
という一心で、
基礎から学び直すことを決められました。

地味な練習の先にあった「あ、弾けた!」という瞬間

最初に取り組んだのは、
本当に基本的なことばかりでした。

姿勢だけでなく腕の使い方、
弓の動かし方を改めて見直すこと。

そして、必要以上に左手に
力が入らないようにすることを目的とした
左指の押さえ方
丁寧なポジション移動を入れた音階練習です。

曲を華やかに弾くわけではないので、
地味な反復練習が続きます。

正直に言って、
「こんな基礎ばかりやっていて
本当にうまくなるのかな」と、

心が折れそうになる日もあったそうです。

お気持ちはよくわかります・・・。
基礎的な練習の成果はすぐに分かりやすく
結果として出てくるものではありません。

だからこそレッスンでは、
「全部を一気に完璧にすること」は
目指しませんでした。

これは当教室のレッスンでのポリシーでもあります。

「前回のレッスンより、
左手の押さえ方がよくなりましたね」

「右手の動かし方がスムーズになったから
先月より音が途切れずに聞こえるようになりました」

家事や仕事のあれこれをいったん横に置いて、
目の前の弦が鳴る音だけに耳を澄ませる時間。

そうやって「先週よりここが良くなった」
という小さな手応えを
一つずつ積み重ねていくうちに、
彼女の音は着実に変わっていきました。

指揮者の指示に応えられた日。「まだまだ伸びしろがありますね!」

地道に重ねてきた手応えが
はっきりと形になったのは、
オーケストラの合奏でのことでした。

チェロパートが全員でメロディを歌い上げる
大事な場面で、彼女の出す音が
以前とは見違えるほど客観的に
聴こえるようになっていたのです。

レッスンで彼女は、
とても嬉しそうにこう教えてくれました。

「先生!指揮者から細かい表現の指示が出たとき、
自分の音でちゃんと応えられたんです!」

楽譜上の音符をただ追うだけではなく、
指揮者の意図を含めて
自分が「こう歌いたい」と考え、それが
思った通りの音で表現できた瞬間でした。

今でも、
テンポの速いピチカート(弦を指ではじく弾き方)や
難しい重音など、
新しい課題は次々に出てきます。

でも、今の彼女は以前のように
悩んだり焦ったりしていません。

「課題が見つかるってことは、
私にはまだまだ伸びしろがあるってことですね。
何歳になっても上手くなれるって、
本当に楽しいです!」


そう笑って話す姿に、私自身も胸が熱くなり
負けてられないな、と思いました。

何歳からでも、自分のペースで前に進める

年齢を重ねると、どうしても

「もう今さら新しいことは覚えられないかも」
「これ以上は無理かな」と、
自分でブレーキを
かけてしまいそうになりますよね。

でも、彼女の姿を見ていると、
年齢なんて本当にただの数字だなと感じます。

大切なのは、周りと比べることでも、
一気にすごい演奏を目指すことでもありません。

目の前の弦を丁寧に響かせて、
「今日はここができた」を
一つずつ見つけていくことです。

そうやって手に入れた自信は、
チェロの演奏だけでなく、
仲間と音楽を楽しむ時間や、
普段の暮らしそのものも
パッと明るく前向きにしてくれます。

あなたの手の中にも、
まだ気づいていない音や
楽しさがたくさん眠っています。

日々の慌ただしさから少しだけ離れて、
自分のための時間をチェロと
一緒に過ごしてみませんか?

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

これを読んで少しでも気になった方はぜひ一度、
体験レッスンで音を鳴らしてみましょう!

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