過去の産物

今日の投稿は自分の頭の中を整理したりするための備忘録みたいなものです。

基本的に私は常に何か目標だったりやりたいことがたくさんあって、それを願って行動したり計画したりしていましたが、今年の3月のラヴェルのトリオのコンサートでそれが全てひと段落しました。

リサイタルや、弦楽四重奏、ひょんなところからピアノトリオ。それよりも前はもっともっと思い出せないほど色々やっていました。

ひと段落したところで、気づいたのです。

この後何がしたいかが全く分からず、何もアイディアが浮かばないことに。

どうしようと思っても仕事があるのでまず仕事をこなす。でもその仕事が終わったら…?

突然襲ってくる不安。去年、一昨年からずっと気持ちの上でも休めていなかったせいもあって精神的疲労も一気に出てきて持病が一時的に悪化。

どうしていいか、どう動いて良いかわからず。しかし生活しているとちらほらとある言葉が耳に入ったり目に入ったりするのです。それはもうくどいほどに。

『自分を大切にすること』『自分を愛してあげること』『自分を褒めてあげること』

毎日のように見聞きするこのワードから、ふと自分の過去を振り返ってみようと思いました。

そしたら出るわ出るわ笑。溜まってたであろう膿の数々笑。

嫌だったこと、嬉しかったこと、感情に蓋をしなきゃいけなかったこと。とにかく自分が自分に対して厳しすぎること。

2週間くらいかけてデトックスしてみました。

自分は何もできないと思っていたけど、今までやってきたこと、できることをリストアップしていたら、意外にできることが多くてこれは強味かな?と思ったり、やりたかったことが浮かんだりと収穫が多かったです。

しかも過去の演奏会記録を見てみたら、それはとんでもなく多くて今まで本当に頑張ってたなぁ私。ともなりました。評価しているのです。この自分を下にしか評価しない私が自分自身を上に評価しているのです笑。

まだまだ体調は万全ではないですが、いろんなものを経て、少しずつ今できることをやっていこうという気持ちになりました。

音楽をやる人間はとにかく自分に厳しく自己肯定感がほぼ皆無だと思います。厳しいからこそ生まれるテクニックや表現、完成度がもちろんあります。

これからは厳しくする時間と許す時間を分けて生活していけたらいいなと思うのです。自分を大切にするからこそ生まれる何かもあると思うのです。長年の思考の癖は抜けないけれど少しずつ少しずつ前に進んでいけたらいいなと思います。

みなさんはご自分を大切にされていますか?

いつぞやのチューリップ

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